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「⑧高齢化への対応が必要」農産物流通と卸売市場の機能(最終回)

  • 執筆者の写真: KD
    KD
  • 2017年1月26日
  • 読了時間: 1分

今後、日本は高齢化に加え人口減少も進むため、加工品比率の高まりとともに卸売市場の数はますます少なくなることが予想される。

卸売市場が減ると、出荷が困難となり廃業する農家が増え、国内の生産力を一層低下させる可能性がある。一方、仕入れが困難となる小売業者が増えると寡占化が進み、買い物弱者の増加に拍車がかかることも懸念させる。

したがって、卸売市場の減少は避けられないとしても、卸売業者や仲卸業者は生鮮品の売買という基本業務に加えて、追加的収益を期待できる業務を取り入れていくことが重要となる。

 ・高齢生産者を対象とした巡回集荷、選別、包装、箱詰め作業の請負

 ・カット野菜の製造、市場敷地内への惣菜工場建設

 ・国産生鮮品の輸出

 ・大型冷蔵庫設置による業務用需要者の要請に応じた出荷

(メモ)

 ・中央卸売市場49市場、地方卸売市場519市場

 ・10年後、中央40市場以下、地方400市場まで減少予測

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