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「横浜銀行、新ファンド設立 成長性で融資判断」は、ハイリスク・ローリターン?

  • 執筆者の写真: KD
    KD
  • 2016年10月30日
  • 読了時間: 2分

担保に依存せず純粋に事業の成長性を評価し、融資可否を判断する専用ファンドを地銀トップの浜銀が業界に先駆けて立ち上げる。総額1,000億円、年間600件のペースで事業性評価を行い、その中から融資先を選定する。融資額は1,000万円以上からで、原則、無担保・無保証。中小企業・ベンチャー企業が対象となる。

(意味合い)

金融庁の意向を酌んだ地方創生支援なのか、それともマイナス金利環境下で収益悪化に苦しむ地域金融機関の窮余の一策なのか。いずれにせよリスキーな取り組みであることには間違いない。リターンを金利スプレッドだけに頼って本当にペイするのか。「新銀行東京」の二の轍を踏んではいけない。結果として、ファンド予算を消化できるほど融資先を発掘できないのではないかと懸念する。考え方自体はしごく当然で、銀行業の本分であるが、これまでと同様に理想で終わるのか。一方で、成長意欲の高い中小企業にとっては歓迎すべき取り組み。中長期視点での戦略性がより一層重要となってくる。

(メモ)

・銀行と自動車産業はイノベーション起きていない。

・いずれも「安全神話」が根底にあるからと考えられる

・しかし、自動車産業は「自動運転」でイノベーションが起ころうとしている

・銀行業界もFinTechで追随できるか、メガバンクも提携先ベンチャーを必死で物色している

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