「肉の三国志」鶏覇権、牛豚値上がり苦肉の策

総務省が発表した5月の家計調査による分析、食料品全般の価格上昇が続くなか、家計の生活防衛は肉の消費にも大きく影響を与えている。

・消費は持ち直し見られるも、インフレ率はいまだ3％越え

・2人以上の消費支出は、31万6085円、前年同月比4.7％増（2ヵ月ぶりのプラス）

・各支出項目を①物価②購入数量③別品目からの乗り換えに分けて分析

・鶏は、3か月移動平均で前年同月比3.3％増、うち2.1％は③牛豚からの乗り換え

・一方、牛肉の支出は同5.1％減、うち③は4.2％分と乗り換えが鮮明

・消費者物価指数の2019年(5年前)比較、輸入牛1.4倍、輸入豚1.3倍、鶏肉は1.2倍

・2019年比較での②購入数量は、牛1.5割減った一方、鶏は1割増　（豚は現状維持？）