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地政学リスク、肥料高騰、3年ぶり高値

  • 執筆者の写真: KD
    KD
  • 11月4日
  • 読了時間: 1分

肥料の国際価格が再び上昇している。生産地が中露に偏り、地政学的な緊張で供給が不安定になっているためだ。中国は10月半ばに尿素などの輸出を止め、世界の供給網を揺さぶる。農業生産に不可欠な披露の高騰や供給制約は食料価格に上昇圧力をかける可能性がある。

・リン酸と窒素を含むDAP(リン酸二アンモニウム)の国際価格は3年ぶりの高値

・肥料価格は、2022年のウクライナ侵攻で急騰、22年4月が前年同月比で2.7倍

・今は、需要の増加、輸出規制、関税などの複合的な要因が絡んでいる

・リン鉱石の生産量は、中国が46%、モロッコ、米国、ロシアを4か国で70%超

・カリウムはカナダが生産量トップだが、ロシアとベラルーシが続く

・レアアースを武器化し、輸出規制する動きと同様に自国の都合で国際相場を揺さぶる

・中国は世界最大の大豆輸入国だが、9月に米国からの輸入はゼロとなったもよう

・米国で農業生産のコストに占める肥料費の割合は大豆で18%、小麦やトウモロコシでは35%前後に上る

・途上国では生産コストのうち肥料の割合が高く、肥料高騰の影響はより大きくなることが見込まれる

・国際肥料協会(IFA)は窒素肥料の投入量を5%減らすと、小麦の生産量は3.1%、コメは1.5%それぞれ減ると試算

 
 
 

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