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緩やかな漁獲減、被害深刻@ジャレド・ダイヤモンド

  • 執筆者の写真: KD
    KD
  • 9月7日
  • 読了時間: 2分

ボストンのサバは乱獲により漁獲量が大きく減った。この退潮はゆっくりで、しかも不規則だった。漁獲高は増減を繰り返し、取れない年があっても翌年は改善することが多かった。漁師も愛好家も長期的傾向が下向きであることに気づかなかった。気付くとすれば、36年もボストンを離れた後で戻りサバを入手しにくくなったことに衝撃を覚えた者だけだろう。

・ボストンのサバ漁獲量低下は特異な話でない。ゆっくりと進行する災害の気付きにくさという一般的な現象だ。

・一方、突如として襲ってくる災害は見逃しようがない。ロス火災や大地震など。

・実は、ゆっくり進行する災害の方がより多くの生命を脅かし、経済面の打撃も大きい。

・目立たないために誰の気付かぬうちに忍び寄る。誰も止めようとせず気付いた時には手遅れなのだ。


・日本人は欧米人より動物性たんぱく質の多くを魚介類に依存している

・江戸時代、日本は自国の海でとれる魚介類で完全に自給自足できていた

・魚は金属や石油と違って魚は繁殖する、繁殖のペースを捕獲が上回らない限り漁業は持続可能だ

・しかし、世界最大といわれたペルーのイワシ漁は最盛期ねん1300万トンも漁獲されたが今は見る影もなく回復の兆しもない

・クロマグロの資源は、2009年までの40年で72%も減少した。その後回復したものの将来は不透明

・明治維新の1868年から第一次世界大戦勃発までに起きた日本の変化は、近代史上、世界でも特筆すべき成功例

・日本の伝統的な強さを守りつつ、西洋の強さを取り入れた

・西洋に対抗し、列強に収奪されたアジア諸国の二の舞を避けることができた


 
 
 

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