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「全農『改革で変化』全面」、断行できるか?

  • 執筆者の写真: KD
    KD
  • 2017年3月29日
  • 読了時間: 1分

全農は年間売上高5兆円に近い農業商社。その巨大組織の構造改革が動き出した。分野ごとに高い数値目標を並べて「変わる全農」を全面に打ち出したが、目標への道のりが見えづらい部分も多い。改革の実現には課題が残る。

(改革案のポイント)

・主な肥料銘柄を400~10に集約

・段ボールの規格の3割を集約(19年度)

・中古農機を全国展開(19年度)

・後発農薬を発売(22年度)

・コメの9割を直販に(24年度)

・青果の直販額を8割増の5500億円に(24年度)

・コメの7割を買い取りに(24年度)

(意味合い)

改革案は評価できる。取扱品目や取引先数の集約は基本のキながらコスト削減のインパクトは大きい。加えて、生産農家の経営が安定しない最大の要因である価格変動リスクを引き取る覚悟も示し、「生産者のための改革」と見て取れる。あとは、それを断行できるかが焦点だ。最長で5年の計画、これから抵抗勢力の気勢も徐々に強まってくるに違いない。その対応策とするためのヨーカドーからのトップ招聘。可能な範囲で協力したい。

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