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「小泉農政改革とESG」近づけられるか?

  • 執筆者の写真: KD
    KD
  • 2017年4月18日
  • 読了時間: 2分

小泉進次郎・自民党農林部会長が力を入れる農業改革のひとつに、日本の農家に「農業生産工程管理(GAP)」の認証をとらせることがある。世界で最も普及しているグローバルGAPは、欧州の小売大手などが消費者に支持される食品を安定供給するためにどのような調達基準が必要かを考え、原型が作られていった。認証の審査は、残留農薬など安全性にかかわるリスクはもちろん、生産過程での環境負荷、作り手の労働環境の管理も調べる。

世界の食料問題に加え、環境、人権問題も取り込んで農業を考える発想は国連の指針や欧州連合の政策が影響している。企業に環境E、社会的な課題S、企業統治Gへの対応を問うESG投資と共通する部分は多い。欧米に比べ遅れていた国内のESG対応は、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人GPIFが国連の支援する責任投資原則に署名したのを契機に慌ただしくなった。

さて、自給的農家が大半を占める日本の農業の隅々にまでESGは届くのか?遠い道程であろう。

(メモ)

・日本の農産物GAP認証取得2%

・欧米の大手小売りは取引相手に認証を求めることが多い、イオンや西友など追随

・生産者は負担大きい

 農薬や肥料などを誰がどう管理しているか

 作付から物流までそれぞれ誰が責任者なのか

 肥料や水やりなど毎日の作業記録を付けなければならない

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